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zoom RSS 農政補助事業 アジア食料生産力・付加価値向上人材育成事業について

<<   作成日時 : 2015/06/19 22:14   >>

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平成27年度の国際部補助事業として、アジア食料生産力・付加価値向上人材育成事業が予算計上されました。24百万円です。

この事業を実施する背景として、農林水産省は次のように考えています。

1.我が国が重視するアセアン地域の中でも、ミャンマー等の後発開発途上国はもとより、タイ等の域内先進国においても紛争・自然災害等に起因した貧困・栄養不足地域が点在しており、こうした地域における食料生産力の増大を図る必要があります。

2.またこうした地域では、流通及び保管技術の未発達により、多くの地域で大量のフードロスが発生しており、これを防ぐことにより、生産拡大と同等効果が期待できます。

3.しかしながら、これら地域では、食料増産や農業生産から加工・製造、流通、消費に至るフードバリューチェーン構築に取り組む人材が不足している状況です。このことは、和食普及や食産業の展開を計画する我が国企業等にとっても、進出の障害になっています。

この考え方を要約すると、後発開発途上国においては、貧困・栄養不足地域が点在している。そして、このような地域では流通及び保管技術の未発達により、多くの地域で大量のフードロスが発生している。これを防止することと食料生産力の工場は同義である。さらに、フードバリューチェーン構築に必要な人材が不足しているから、日系企業の進出が遅れており、これを是正する必要がある。ということになります。

一見すると論理的に考えられていますが、現状認識の正確性について疑義があるとともに、論理の飛躍が見受けられます。フードロスの原因を流通及び保管技術の未発達としていますが、本当にそうなのでしょうか。仮にそれが正しいとしても、日本式の流通・保管技術を導入できる下地は整っているのでしょうか?そして、日系企業の進出の遅れをフードバリューチェーン構築に必要な人材が不足しているからとしていますが、そのような人材さえいれば日系企業は進出するのでしょうか?

このような議論を経ていないのであれば、この事業の効果は上がらないといわざるをえません。

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